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熱中症に要注意!

[2023.07.17]

さすがに梅雨明け?と思わせるような猛暑が続いております。連休ということもあり普段日中に外に出ることが少ない自分も今年一番の日差しを浴びることとなりました。

しかし、猛暑と気安く書いてしまいましたが正確には「猛暑日とは、日本の気象庁が2007年に制定した、日最高気温が35度以上の日のことです。」ということです。

そう考えると、この1週間(本日7月17日)を振り返ってみてもいわゆる「猛暑日」という日は無かったのかもしれません。なんと、本当に暑い日はまだまだこれからのようです。

さて、いずれにせよ毎日暑い日が続いているのは事実です。

病院で外来をやっていても、「熱中症っぽい」人から「熱中症」として救急車で搬送される人まで熱中症として治療を要する患者さんが日を追って増えている印象です。

実際に、過去の統計をみると、熱中症と診断される患者は5月から発生し7月もしくは8月にピークを迎えるようです。そういう意味では現在が最も患者さんが発生しやすいタイミングとも言えるようです。

さて、医療者として、今後しばらくは続くであろう猛暑?対策を挙げさせていただきます。

1.十分な水分摂取: 熱中症のリスクを減らすために、こまめに水分を摂ることが重要です。また、水分と同時に電解質(塩分等)も消失します。ポカ〇スエットや〇S-1などが効果的かもしれません。

2.適切な服装: 薄着で涼しい服装を選び、通気性の良い素材を着用しましょう。また、帽子や日傘を利用して直射日光を避けることも効果的です。

 

3.涼しい場所で過ごす: 屋内や涼しい場所で過ごすことで体温を下げることができます。特に昼間の直射日光の強い時間帯はできるだけ避けましょう。電気代が高騰している現在懐には痛いところですが、おそらくは窓をあけて通気を良くするぐらいでは十分ではない場合も多いかと思います。必要に応じて冷房器具は使用せざるを得ないと考えます。

 

4.適度な休息: 長時間の屋外活動や激しい運動は熱中症のリスクを高めます。適度な休息をとり、無理をせずに体を休めましょう。

 

5.食事のバランス: 塩分やミネラルを適切に摂取することも熱中症予防に役立ちます。暑くて食欲も減退気味かもしれませんが、バランスの取れた食事を心がけましょう。

 

6.熱中症の早期対応: 熱中症の初期症状(疲労感や倦怠感、頭痛、汗の異常な増加や現象等)が現れた場合は、直ちに涼しい場所に移動し、水分や塩分を補給しましょう。重度の症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。

 

これらの予防策を実践することで、熱中症のリスクを軽減することができるかと思います。熱中症は重症化すれば命にも関わる病態です。「自分は大丈夫。」と思わず無理のない生活(のどが乾いたら水分をとる、暑ければ休む、涼しいところに移動するなど)を心がけることが大事だと思います。頑張って、いや、無理せずに暑い日を乗り切りましょう!

2023年7月17日

きらりクリニック習志野台中央

院長 星野 敢

 

 

 

 

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