便潜血陽性
便潜血陽性とは
便潜血陽性とは、便中に微量の血液が混ざっている状態を指します。通常、便中には微量の血液が含まれることがありますが、便潜血陽性となるほどの量がある場合、腸管や直腸に異常がある可能性があります。便潜血検査を行うことで、大腸がんの早期発見につながります。しかし、便潜血陽性と診断された場合、必ずしもがんやポリープであるとは限りません。消化管疾患や痔、月経などが原因で便中に血液が混ざっている場合もあります。便潜血はあくまでもスクリーニング(拾い上げ)の検査であり、必要に応じて、内視鏡検査やその他の検査を受けることが必要です。
便潜血陽性で大腸がんがみつかりますか?
便潜血陽性の場合、内視鏡検査を行って大腸がんが見つかる確率は高くなります。しかしながら、あくまでも確率が高くなるということであって多くの場合はがんはありません。慌てずにご対応ください。
実際に、便潜血陽性の人の内視鏡検査において、大腸がんが見つかる割合は10~20%程度とされています。ただし、繰り返しですが、便潜血陽性であることは大腸がんの早期発見のためのサインであることは間違いありません。追加検査の受診が推奨されます、いつでもご相談ください。