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生活習慣病について

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病は以前は成人病と呼ばれていました。

食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与する疾患の総称です。すこし厳しい言い方をすれば、「乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)」がその原因の一部と考えられています。生活習慣病には、 日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中などが含まれます

生活習慣病といわれる病気・疾患

生活習慣病は、5大成人病・5大生活習慣病といわれる以下の5つの疾患が含まれます。
 
がん、糖尿病、心疾患、高血圧性疾患、脳血管疾患
 
これらの疾患のうち特に「がん・心疾患(急性心筋梗塞)・脳血管疾患」は、残念ながら日本人の死因の多くを占めているのが事実です。

また、前述の5つの疾患に、肝疾患、腎疾患、慢性膵炎を加えて8つの病気のことを8八大生活習慣病といいます。

生活習慣病になりやすい人は?
 
生活習慣病は、不適切な食習慣、運動不足、喫煙、過度な飲酒、疲労やストレスなどと因果関係があることが明らかになっています。
特に基礎代謝が落ち始める中年以降の40歳以上は肥満になりやすく、さまざまな生活習慣病を引き起こしやすいため注意が必要と考えられます。
生活習慣病は、皆様自身の生活の質を下げることはもちろん、脳や心臓、血管に大きなダメージが生じた場合は重い後遺症を引き起こしかねず、状況によっては家族や周囲の人にも大きな負担がかかる可能性があります。
一方で、個人個人が日常生活の中で適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙、節度をもったアルコール摂取等を実践することによって予防することができるものです。

当院の治療方針

まずは医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、まず、日常生活の改善から始まることがほとんどです。今までできなかった健康的な生活を継続していくことは、簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。

まず加療が必要と判断された方には内服薬等での必要な治療を開始します。一度薬を開始したら一生涯飲み続けなくてはならないのでは?という印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。しかしながら必ずではありませんが、並行して生活習慣を改善することで内服薬が必要でなくなる方もたくさんいらっしゃいます。当院では個々の患者さんにあった適切な栄養指導、運動指導をおこない、多くの患者さんが薬の必要のない生活が送れることを目指しています。

また、残念ながら重篤な糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。

日常生活の改善方法

栄養指導

食生活に関する情報を提供し、適切な食事の選択や食べ方を指導することで、健康維持や疾患予防、治療を支援する医療行為の一つです。栄養指導は、医師、看護師、管理栄養士、栄養士などの専門家が行うことが一般的です。

栄養指導は、疾患の種類や進行度合い、患者の年齢、性別、生活環境、生活習慣などを考慮し、個別に行われます。具体的には、患者の食事摂取状況を評価し、必要に応じて栄養バランスを整えるための食事改善や、栄養素の適正摂取量を目安として提供することが含まれます。

また、栄養指導は疾患の予防や治療にとどまらず、生活習慣病や肥満、高血圧、糖尿病、心臓病、がん、認知症などのリスク低減や改善にも有効です。

禁煙指導

喫煙者が禁煙するために必要な情報や支援を提供することです。禁煙指導には、禁煙のメリットやデメリット、喫煙による健康リスク、禁煙による健康改善の効果、禁煙の方法や具体的なアドバイス、禁煙に関する情報提供、禁煙のモチベーションアップのためのカウンセリングなどが含まれます。

禁煙指導は、医療機関や禁煙クリニックなどで行われることが多く、医師や看護師、薬剤師などが禁煙指導を担当することがあります。また、禁煙グッズやニコチンパッチなどの禁煙補助剤を提供することもあります。

禁煙指導の目的は、喫煙者が禁煙に成功し、喫煙による健康リスクを減少させることにあります。禁煙指導によって、禁煙のモチベーションを高め、禁煙に必要な知識やスキルを身に付け、禁煙の成功率を高めることが期待されています。

アルコール指導

アルコールの摂取による健康被害を予防し、アルコール依存症を治療するために行われる指導です。主に医療機関や保健所、福祉施設などで行われ、アルコールに関する情報提供や飲酒量の減量、飲酒習慣の改善、アルコール依存症の早期発見・治療などが含まれます。

アルコール指導の目的は、アルコールによる健康被害を予防し、健康的な生活を送ることです。具体的には、アルコールの適正な摂取量や飲酒の頻度、飲み方の改善などを指導することがあります。また、アルコール依存症についての知識を提供し、早期に発見して治療することも重要な目的の一つです。

睡眠対策

健康な生活を送るために十分な睡眠をとることを目的として、睡眠の質や量を改善するための対策のことを指します。

具体的な睡眠対策には、以下のようなものがあります。

  1. 睡眠環境の整備:静かで暗く、快適な温度と湿度、快適な寝具を用意する。

  2. 睡眠の時間帯の確保:毎日同じ時間に寝たり起きたりする。

  3. 睡眠前のリラックス:入浴やストレッチ、呼吸法、音楽などでリラックスする。

  4. 食事の注意:寝る前に重い食事や刺激物を避ける。

  5. 睡眠の質の向上:睡眠の質を高めるために、自分に合った方法で入眠時間を短縮し、睡眠の深さを向上させる。

睡眠不足や睡眠障害は、生産性や健康に影響を与える可能性があるため、適切な睡眠対策を行うことが重要です。

 

 

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